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サマータイムブルース

久しぶりに、日曜日、森風に一日ずっといることができた。いつも、休みの日でも講演やワークショップなどで出かけることが多いので、本当に久しぶりのこと。子どもたちとエコキャビンスクールをやるので、せめて一日は付き合いたいと思ったからなのだが。
朝から、集落の奉仕活動で集落の方々が集まって来てくれて、がっこうのぼさぼさに枝が伸び放題の生け垣をチェーンソーであっという間に刈り込んでくれた。私もあわてて刈られた枝や草を集めて手伝った。あの葉っぱは山菜だから刈らないで残して置くね、と教わったり。集落の方々がいつまでもやはり自分たちの集落の学校だという意識をどこかで持っていてくれていることが改めてわかって、私はうれしかった。(学校はいつまでも大事な場所なんだな)
カフェも昼過ぎにはにぎわいをみせて、気分転換にお客さんで来てくれたYちゃんもにわかスタッフになってもらい、ようやく回るほどの大忙しだった。私もにわかウエイターとなって、なんちゃってマスター気分。こうやって一日が珈琲の香りとともに過ぎて行く感じが、心地よいなあと思った。

スクールの子どもたちと校庭に椅子とテーブルを出してお昼ご飯。柔らかな日差しの中で、ダッチオーブンでつくったホットケーキがいい具合に膨らんで美味しそう。思わず子どももスタッフも入り乱れてじゃんけん大会に。
BGMは、RCサクセションのカバーズから、サマータイムブルース。これはレコド会社が発売中止にしたいわくつきの曲。なぜか、今ここでランチを取りながら子どもたちと聞きたいと思った。今はなき清志郎の歌声が、四方の森と青空の中でこだまする。そこに子どもたちの不思議そうな眼差しが。リズムを思わず取り出す私と講師の武内さん。うーん、なんかいいなあ。こんな山深いところで、子どもたちと共有しているのが、清志郎だなんて。涙が出るぜ。まったく。デザートは、手回し発電わたあめ。あらあら、もう子どもたちは綿アメにみんな夢中…。後略。

今はもう夕暮れどき。まるまると肥えた雀が窓の外で騒がしく鳴いている声が聞こえる。子どもたちのいない校庭は、どこか寂しげな静寂をたたえているようだ。
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