スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

君の可能性―やってみなければわからないことがある―

先日講演した盛岡市内の大宮中学校から分厚い封筒が届いた。開けてみると入っていたのは、中学生の感想文二百枚のぶ厚い束だった。

中学2年生は多感な時代。うとうと眠ってもいいからね、で始まった私の講演はそれから2時間ノンストップで続いた。果たして子どもたちにどこまで私の言葉が届いたのか自分でもよく分からない。でも、一方的に私が話しているのにどこか親密でリラックスした時間を共有していたようには思う。

子どもたちの感想を読み始めて、私は最後まで手を止められなかった。目頭が熱くなった。どの子もどの子もよく聞いて(正直に眠ってたと打ち明ける子もいたけど)、自分自身と向き合っていると思えたからだ。こんな純粋さは今の大学生にはまず、ない。自分と、社会と向き合うことから逃げ出すなよ、嫌いなことからは逃げてもいいから、と私は心の中で念じていた。大事なのは自分で選択するということ、だ。リスクを背負うと言うことなのだ。

「悩む才能」という私の使った言葉が何度も感想に出てくる。「高く遠くへ跳ぼうとするものの助走距離は長い」というむのたけじさんの言葉も。
悩んではいけない。間違いに気づいても後戻りしてはいけない。成績を気にしてそればかりに囚われている子どもたちの重い抑圧を私が払うことはできないけれど、学校や家庭でつねに期待される中学生像を打ち破って自分自身の可能性をひらいていくことに向かってほしい。そう願わずにはいられない。
問題そのものを探し出すこと、答えのすぐ出ないことに向き合い続けるしぶとさは、悩む中からしか生まれない。

したたかに生き抜いていく、「じょうぶな頭とかしこいからだ」(五味太郎)を身に付けなきゃね。みんな。

中学生たちに向けたメッセージをおとなが真剣に伝えることを本当にしないといけないと今回あらためて思った。私は私なりのやり方で伝えたい。今一番悩んでいる中学生に向けて。そう思った。
今回私を呼んでくれたPTAのみなさん、本当にありがとう。

君の可能性とは、私が中学生の時に読んだ本の名前である。筑摩少年図書だったかな。そこに私が当時求めた回答はなかったけれど、可能性という言葉をそれ以来私は気に入っている。夢は現実にはならないからそういう言葉は使わない。でも、可能性という言葉はいつでもどこでも使いたいのだ。

中学生に向けた本を書きおろしたいと思う。
スポンサーサイト
関連記事
プロフィール

吉成信夫

Author:吉成信夫
ときどき日記です。

リンク
森風 Web Site
    森風ブログ
      最近のコメント
      最近のトラックバック
      月別アーカイブ
      カテゴリー
      FC2カウンター
      RSSフィード
      ブログ内検索
      QRコード
      QRコード
      上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。