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森のようちえん全国交流フォーラム

講師を頼まれたため会場となる新潟県妙高高原へ。初めて参加して来た。三日間はとても刺激的な中身だった。冒頭から、養老孟司さんの基調講演は示唆に富むものだった。体験を通じて子どもたちの身体、無意識にまで深く訴えかけるまなびのあり方が大事だとあらためて思わされた。もうこれだけでも来た甲斐があるというものだ。
その後、私が担当した分科会でも繰り返し森と風のがっこうを事例に強調したのはこのこと。
懐かしい面々との出会いが3日間、多発したことも思わぬ収穫だった。昔の身体レッスンの仲間で18年ぶりにお目にかかれたKさん。森と風のがっこうのスタッフだったなっちゃん。ボランティアに来てくれたいくえちゃん。子どもの森の開館時以来ずっと「しりとり迷路ポスター」でお世話になっているなぞなぞ工房の杉山亮さんとはなんと同室!になり、お話しすることができた。パーマカルチャーに取り組む先達、シャロームの臼井ご夫妻ともやっとお目にかかることができた。
ムッレ教室やスウェーデンの様子や、小菅恵美さんのデンマークの森のようちえんのお話し、シュタイナーを巡る情報交換をしているうちに気が付いたら自然と同類の輪ができていて、お酒を飲まないひとのセッションの場になってしまった。おかげで私はたっぷりと生きた情報をもらうことができた。みなさん、ありがとう。
最終日の振り返りのグループで、TOECの伊勢さんと話していて、いつもあわただしく途中で帰ってしまうはずなのに何で最後までいたんだろう。きっとよほど居心地がよかったんだねと言ったら、彼も同感だったらしい。異端をも許容する多様性がそこここに溢れていたのだと思う。なんといっても、乳幼児を連れて参加しているお母さんたちがけっこういたことも大きい。野外自主保育グループや保育園、幼稚園の先生が参加しているため、
現場を持つ方々のリアリティが議論を支えていたのだと思う。
森のようちえんのネットワークが、この多様性を大事に育って行ってほしいと思う。私も、子どもの森でずっとやってきた子育て支援、児童健全育成の研修や、今森と風のがっこうで取り組んでいる、えほんの森、子育ての森づくりなどのことを、出会った方々に伝えてみたいと思った。

大会終了後、長野市へ。カフェまぜこぜで一服。その後、森のようちえん全国ネットワークの運営委員長の内田幸一さんの経営する、森のようちえん(子どもの森)のネイチャーセンターで1泊させていただく。超多忙な中、快く泊めていただき、ゆっくりお話しさせていただくことができて本当にうれしかった。翌日、参観日で子どもたちのオペレッタを見られたことも。
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山田町のわかき保育園へ

先月に続き、わかき保育園に昨日行ってきた。
前回園長先生にお約束した「えほん専用の木製本棚」と「えほん」をプレゼントするためだ。葛巻はもう初冬の入り口にさしかかったというのに、陸中海岸はまだ秋の紅葉まっさかり。透明感のある秋の青い空とマリンブルーのおだやかな海原をひたすら南下すること3時間。
子どもたちや保育士さんの前でみみずコーチョーの私がえほんを読んだ。それからふたりのあやちゃんとけいこちゃんによる振り付けうたをみんなでやって遊んだ。(この楽しい様子はあやちゃんがブログに写真入りで後日報告する予定なので見てみてください!)
保育園が園舎としてお寺のご厚意で使っている旧タブの木荘は、はるかに海が眺望できる小高い山の上にある。甚大な被害を受けた集落からさらに山を登ったところにあるので、子どもさんの送り迎えも楽ではない。冬になれば道も凍結するかもしれないと心配もある。それでも、私がえほんを通して向き合った子どもたちの目はどの子もどの子もみな輝きに満ちていて、本当にみずみずしい。目がくりくりっと屈託なく見開いている。いい子たちだなあと思った。この子たちとまた会いたい。職員のみなさんとも。
今度はクリスマスツリーを持ってサンタさんといっしょに来るからね、と園長先生と思わず約束してしまった。全国からいただいたえほんもまた持ってこよう。
というわけで310キロの旅は終わったのでした。森風子ども災害援助基金にコンサートの収益を入れてくれたハナレグミさん、ありがとう。保育園通いはまだ続きます。
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あかり学級のこと

先日、盛岡市の公会堂で開催された時の模様を報告しよう。
盛岡の20代、30代の若者たちがこれまで準備を重ねてきた「あかり学級」は、古くて新しい未来をキーワードに、エネルギーと未来とわたしの暮らしを考えていくというもの。
新学期が始まるのは来年4月からだけど、プレ学級と銘打って、今回の開催となったもの。
1時間目は、APバンクフェスで行われたトークフィルムの上映。飯田哲也さん、宮台真司さんら。そして2時間目は私のおはなし会という企画が組まれた。
公会堂の会議室はオールドニューな雰囲気でなかなかレトロチック。若いひとやカップルに混じって子どもや家族連れも。あれれ、見た顔がいるいる。森風に来ている子たちも。
3.11後の原発災害から話を始めるつもりでいたけれど、その場で方針変更。絵本の読み聞かせから話を始めることにした。
でも、読んだのは、「だいじょうぶ?だいじょうぶさ!」(ダビッド・モリション作)。スーパーマシンを作ったら、あれれ、汚染物質が漏れてきた。汚染物質をどこに捨てても自分たちの住む森に影響が来るという笑えないお話し。ついには宇宙に捨てに行ったら、汚染物質が紫色の雨になって降ってくる。最後は夢だった、で終わるのだけれど。
おとなにはあまりにブラックなお話しだ。でも、今読むのにふさわしいと思う。

私が話したのは、森と風のがっこうで10年間言い続けて来たことと同じだ。災害があっても、変わらない。生活を楽しみながらレベルダウンするには想像力とユーモアが必要だということ。食とエネルギーの地産地消をすすめるコミュニティを創りだすことだ。宮台真司さんが1時限目で語っていたことと大枠ではほぼ同じだと思う。やってみて、やり続けながら、やったことを通して語り合い、考えるしか方法はない。

この「あかり学級」は、盛岡では珍しく勤労している若者たち(空理空論ではなくて、社会の壁にも触れている)によるものたちが、あーでもない、こーでもないと楽しみながら始めようとしてる点でこれまでにない動きではないかと思う。1月から3回連続でお試し講座が始まるらしい。
今、3.11を経てもなお、地縁血縁と組織網で張り巡らされた閉塞した社会の壁を破れるのは、若者、よそ者、ばか者しかいない。これだけは確かだ。
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子ども劇場のこと

今月は講演で各地を巡り、たくさんのひとと語り合っている。岩手大学の次世代子育てサポーター育成研修、一戸町の小中高校の先生方の研修、北上南小PTA研修、山形市の子育て支援団体(山形児童サークルランド)研修、そして昨日は、東北各地から参集した子ども劇場の交流会と続いた。昨日と今日は、自然体験活動指導者養成研修で岩手山青少年交流の家に宿泊してきた。

今日は子ども劇場の話を。
子ども劇場は、全国各地で子どもと親が良質な児童演劇を定期的に観る機会を作るために活動を進めてきた市民団体だ。観劇だけでなく、親子で楽しむ遊びや様々な自主活動も多彩だ。東北各県からおとなと子ども合わせて参加者は100名を超えた。その会の基調講演をやらせていただいた。
とてもとてもみなさんよく聴いてくれて、私も全力で気持ちの良いお話ができたような気がする。自ら地域の中で、子どもたちに文化の香り豊かな劇空間を定期的に長い間継続してきた方々だから、何も言わなくても通じているような気がした。こんな感じは本当に珍しい。私の次に話をしてくれた多田純也さん(劇・遊びを今も提供し続けている)は子どもの頃から会員歴40年?という方で、子ども劇場の歴史を話してくれたこともわかりやすくてよかった。

うれしい出会いもあった。いわて子どもの森で特派員を毎年やっていた高校1年のOちゃんが、私が講演すると聞いてわざわざ沿岸の方から来てくれたのだ。おんちゃんが突然館長を辞めたので本当に驚いたんだよー、2年ぶりだねえと彼女は懐かしそうに話しかけてくれた。岩手県内のみなさんの中にも子どもの森にはよく通っていますとファンの方々もかなり居てうれしかった。夜の懇親会も、子どもの森の遊び場のことで盛り上がった。子どもたちは子どもたちでステージで歌ったり踊ったり喧騒の中で気ままに遊んでいたのもここならではの風景なのかもしれない。

翌日の分散会(話し合いの場)にも参加させてもらった。近年は会員数が減ってきているのでどこも運営は楽ではないという。それでも子どもたちと長年継続してきたこの場をなくしてはいけないという強い思いをどのひとにも感じた。手弁当で、情熱だけで、何の後ろ盾もなく走り続けるこの団体に私は強く共感する。
地域のいろんな団体やひとがつながりながら、「子ども解放戦線」そして「おとな解放戦線」を創りださなければなあと思った。
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吉成信夫

Author:吉成信夫
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