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ロードから戻りました

1月末からの動きを記録メモ風に書いておこうと思う。
八幡平市寺田公民館での教育振興運動研修会は、平日の夜開催。寒い中を父母対象の講演会に呼んでいただいた。それぞれの地区の子どもたちとの活動事例発表を聞けて何かほのぼのする。私の本もよく買っていただいた。奥州市子育て支援センター職員研修では、子育ち、親育ちのすすめと題して講演。翌日は、森と風のがっこうで田老地区(宮古市)のお母さんたちと打ち合わせ。3月11日に現地で私と中学生の子どもたちのワークショップを計画中。なんだか面白いことになりそう。
2日は仙台へ。のびすく仙台で3月の私のワークショップの打ち合わせ。三井物産環境基金主催の交流会は全国各地のNPO、研究者がたくさん参加していて、顔なじみも多い。いつもは東京開催なのだが、災害直後に急ぎ震災支援活動助成にすぐに切り替えた機敏な会社らしく、東北に場所を移しての開催。普段からの人的交流こそがいざというときにつながることは、今回の震災でも実証済みだ。グループテーマ別の分科会はエネルギーのところに参加。
仙台を後に盛岡へ。長距離バス最終便で大船渡市へ。
3日は大船渡市中央公民館主催の乳幼児学級を、三陸町吉浜地区の認定こども園で開催。父母対象に講演。迎えてくれた保育士さんたちの方々の笑顔がうれしかった。以前、お隣の地域を訪問して子育て支援関係者の座談会を私がやった時に参加してくれた方が私を呼んでくれたのだ。よく思い出してくれたものだと思う。吉浜地区は昔の津波災害時の教訓でみな高台に住居移転を果たしていたため家屋被害は免れたところ。
目の前は海。前夜泊まった民宿でおかみさんが言うには、まだぎょせんが圧倒的に少なく、養殖もすぐにはできない状況だという。それでも今日は近所から分けてもらえたと、貴重な早取りわかめをしゃぶしゃぶでいただく。館長さんからも、今年度は例年開催していた主催行事はほとんどできなかったのだというお話を伺う。まだまだ被災地に残した爪痕は大きい。こういう時だからこそ、日常の文化活動や乳幼児学級などの連続講座を復活させたいと語ってくれた。現場に来ないとわからないなあとつくづく思わされる。予算も人員も、子どもと親に関わるものがまだ本当に少ないのだ。

4日は盛岡でこども環境学会主催の震災復興支援シンポに参加。会長の小澤さん、代表の仙田さん(子どもの森の室内遊び場設計をされた方)をはじめ、元祖プレーリーダーで冒険遊び場協会の天野さん、宮城チャイルドラインの小林さん、山形大の佐藤さんなど、知り合いがみなパネリストで登場。とても刺激的な中身だった。
子どもの参画をテーマに、復興のためのまちづくりを考える視点は、本当に同じ問題意識を持つ方々だ。残念ながら周知不足で地元参加者が少ないのが残念無念。
被災地の子ども参画をどう進めるか、ヒント満載。というか聞きながら様々なアイデアが私の脳裏を飛び交ってしかたがなかった。もうこうなったら、やるしかない、か。
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横手は雪のまち

横手おやこ劇場の方と昨年出会ったことから、市の学童クラブ研修に招かれて前泊。県境を越えて山を越え谷を越えるともうそこは豪雪の雪国。岩手も昨年はそうだったのだけれど。新幹線はすごい。線路が埋まりそうな勢いなのにとにかく遅れながらも雪の中でも走っている。
横手駅を降りるともう雪の壁が回廊のように張り巡らされていた。駅からすぐの距離に再開発ビルが見える。その二階には市の児童センターが入っている。まだ昨年オープンしたばかりの新しい施設だ。子育て支援センターとしての相談機能と児童館としての機能がひとつながりに合体している。0123歳児から小中学生、親子までを包括的に支援サービスできるのは東北では新しい。というか子どものすこやかな成育を考えれば、分断されずにタテ軸で継続して関わり続けられてよい。地域支援を進めるうえで、こうした施設とひとのノウハウが欠かせない。以前、朝日新聞全国版の論壇欄にそのこと、つまり児童館と相談機能の融合を児童福祉法に明記せよと原稿で書いたのだけれど、地味すぎたのか全国的には話題にもならなかったなあ。
それが横手では実現していることがうれしかった。合併によって子育て関連の施設も各地に広がっているので、基幹となる施設がこんな目抜き通りのアクセスの良い場所にあることは大切だ。
その夜は、雪がしんしんと降り積もるなか、飲み会が深夜まで続いた。納豆汁が美味い。
まちのあちこちには、かまくらの大きな黒い影が。そう、まもなくかまくらの時期なのだ。

翌日、市内の学童クラブの皆さん、子育て支援の方々の研修会ではいつになくしゃべりすぎて時間を超過してしまった。持って行った本もすべて売り切れ。
皆さんの熱意を肌で感じた。
参加人数が多かったので、対話形式で進められず残念。また機会があれば、今度は協働でやりたいものだ。
締めは、もちろん横手焼きそばを反省会を兼ねて。4年連続四天王、グランプリのお店で「肉玉焼きそば」を注文。初めていただく味は思いのほかあっさり、すっきりで、脂っこくない。それもそのはず、湯がいた麺(太麺)とソースも薄味。つけあわせはふくしん漬け。美味しくて思わずおかわり!をした。うーっ、お腹がいっぱい。BE1グランプリの覇者なんだなあ。
Sさん、何から何までお世話になりました。
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さようなら原発。TOKYO 2.11

ちょっと時間が経ってしまったけれど、以下、私の初集会、初デモ参加報告です。

2月11日。さようなら原発1000万人アクション集会に参加するために、東京・代々木公園へ。昨年9月の集会には、福島を初め各地からもバスで駆けつけた人々がいたり、すごい盛り上がりだったと何人もの知り合いからも聞いていた。学園紛争後の世代でデモや集会には縁のなかった私が、今回はどうしても確かめに行きたくなった。当日は東京でも薄ら寒い冬の日曜日。

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※色取り取りの旗が

そんなおのぼりさん状態の私は混雑を予想して早めに公園へ。会場となるステージ前には、まだひとはまばら。でも、○○労組とか、○○を守る会とか、のぼり旗が乱立。そのもとには団体の方々がそれぞれに集まり歓談中。動員組もかなりいる感じ。まだオープニングのコンサート開始まで30分以上はある。あの旗のエリアの中へは何か入る気がせず、公園の縁に腰かけたら、私のような単独で来たひとやマスコミのひとたちが座っていた。乳母車の脇で座っていた若いお母さんの脇に私も腰を下ろす。見回すと、なんだかシルバーグレイな年代が目につく。若者はどこ?いるの?

結局、混雑もさほどではなかったため、ステージ中央の至近距離に座れてしまったおかげで、大江健三郎さんや澤地久恵さんのお顔をよく見れた(まさか、期待していなかったのだが)。でも団体の方々が多くて、私のような人間には居心地はあまりよくはない。

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※大江健三郎さん健在!

私には、増子理香さん(つながろう!放射能から非難したママネット@東京)の言葉が、あまりに切実に胸をえぐるように伝わってきた。
呼びかけ人のメッセージが終了後、いよいよデモがスタート!となるが、やはり応援団みたいなのぼりがそこかしこに並んで行進が始まった。誰も知らない私は入る場所がない。かといって、ちょっくらごめんと中に入れる感じもしないのだ。しばらく列を見送り、ぼんやり外から見ていた(こりゃあここで帰るしかないか…)。
お手製のプラカードと楽器をあやつりながら、防毒マスクみたいなコスチュームの一団が踊るようににぎやかに先頭を行く。マスコミはもうここに釘づけとなっていも虫みたいにカメラ撮影中。でも何だか緊張感がない。どこかプロっぽい?というか、どうすればよく映るかを分かっていて慣れている感じがして、この集団にもやはり正直入る気になれない。

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※うたが参加者の間に広がっていく

そこに、不思議な一団が後ろの方で歩き出した。頭には(おそらく手作りの)タヌキやキツネや動物のお面をかぶり、楽器を奏でながら楽しそうに歌っている老若男女の中には子どももいる。ここだけ妙に明るい、カーニバル風の素人ノリだ。すうっと引き込まれるように私も列の中へ。
どこから来たの?岩手です!歩きながら、自然と彼らの歌を大きな声でいっしょに口づさんでいる私が居た。そうだ、こんな感じでなら楽しいなあ。
交通整理のお巡りさんがたくさん動員されていているすぐ脇をデモの長い列が進んでいく。
ちっちゃな女の子がトイレーと叫ぶとお父さんはさっと草むらへ。用を終えてまた隊列へ。

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横断歩道橋の上からこっちを見ているひと、写メするひとがたくさんあっちにはいて、それをこっちから見ているのも面白い。
動物お面かぶりの方々の中のひとりの女性とお話ししていたら、埼玉の有機農業&カフェの女店主さんとパートナーの方とお店のお客さんの一団だったことが分かった。パーマカルチャーの酒匂さん、自由の森学園高校をはじめ、共通の知り合いが次々といることが分かり、お互いに話が止まらなくなった。岩手の葛巻から来て、東京で何でこんなにまた縁がつながるんだろうと不思議な気持ちになる。こうなるともうデモは忘れておさんぽしている感覚だ。9月11日のアクションにも参加した方々もいて、前回は居たバギーに子どもを乗せたお母さんとか、若者たちとか今回はあまり見ないねえと言う。駅が大混雑でホームから落ちそうだったとか。それで今回は早めに来たという話も。

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※デモ行列、原宿を行く!

そうこうしているうちにゴールの明治公園に到着。解散。でもやっと来たんだから休みたいねとカフェグループのみなさんといっしょにカフェ特製のお菓子をいっしょにいただいてしばしの談笑。気が付いたらもう公園にはほとんどひとが残っていない。参加者のあまりの帰りの速さというかあっさりさに驚く。だって数千はいたはずなんだけど。せっかく集まったんだから立ち去り難いという感じがしないんだろうか。もしかしたら、団体動員派の方々は赤ちょうちんとかで飲み会やってるんじゃないかとへんな想像もしてしまう(そんなこともないだろうけど)。

生活感のあるひととは話したいし、いっしょにデモもコンサートもやりたいと思う。でも、どこか生真面目に昔のスローガン連呼の労組型デモはもう違うという気がする。それでは普通のひとは入らない。でも、だから違うと加わらないでいようとは思わない。労組のひともいて、普通の老若男女もたくさんいて、いっしょでいいのだ。両方が混ざり合って色が溶け合うくらいの多さに膨れ上がれば違った色になるのだから。
次の3月11日アクションは福島で開催されるという。
9月は6万人参加だったアクションは、今回1万6千人と落ち込んだ。ウソだろと言いたいけれど本当だ。東京だけでなく地方でも同時開催された。ドイツでも開催されている。原発事故は収束していないのに、何で渦のような波にならないんだろうと唇をかみたくなる。脱原発はイデオロギーではないのに!なんでそんな風に冷めちゃうんだろうとも思う。
でも、今回、参加してみてよかった。盛り上がりには欠けたけれど、ライブと同じでそこにいないと感じられないものをたくさん得たからだ。ひとりひとりとつながることの重さを大事にしたいと思う。
ときがわ町のオーガニックカフェぽっぽの木のみなさん、ありがとう。
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野田村。おそくならないうちに

今年初めての野田村訪問は、生涯学習大会の講演に呼ばれてのもの。この日は珍しく沿岸部でも大雪と風に荒れた。私の心にもっとも響いたのは、小学6年生たちのステージ発表だ。震災後にこつこつと村内15か所を訪ね歩き、子どもたちがおとなに聞き書きした感想で構成された舞台はまるで朗読劇のよう。
不眠不休だった役場職員も、すぐに仕事を再開した農家さんも、子どもたちの感想は、かっこいいに尽きる。漁師さんのあきらめない勇気もそうだ。お店が完全に復旧できなくてもお客さんのことを考えて商品を並べるスーパーも。みんなおとなたちが背中で何が大事なことなのかを教えてくれる。
涙を拭いながら懸命にこらえて話す子もいる。何度も言いよどみながら懸命に語ろうとする子も。そのひたむきさ、まっすぐさこそが子どもたちだと思う。
私は聞いていて涙が止まらない。最後に全員で合唱してくれた「おそすぎないうちに」の曲も胸を打つ。(私はこの曲の存在を知らなかったが、今朝もまだ興奮冷めやらず、この曲がリフレインしていて思わず口ずさんでいる)
何か、まるで卒業式のような厳粛な雰囲気が会場を包んでいた。この一年を、ようやく言葉にできるときが来たのかもしれない。子どもたちとともに進めてきた先生の胸中を思う。

子どもたちの発表を聞いて私も講演の内容を急いで変えた。教育の場は学校だけではないということ。子どもたちに地域のおとなができることは、自分の背中を見せることだということ。今、子どもたちの発表を聞いていて、あらためて強くそう思ったと伝えた。
おとなが言わなくても、子どもは全部感じているのだ。苦しいことも、悲しいことも、過酷な状況に巻き込まれてしまっていることも。でも子どもたちを見ていて、この災害を乗り越えていく強靭な何かをひとりひとりの子どもが身に着けていくだろうと私が強く思っていることも話した。

野田村の子どもたちを森風の招いた7月と10月の模様も映像でお見せすることができた。村長さんや教育長さん、議員のみなさんにようやく見てもらうことができた。
教育委員会生涯学習文化班のみなさんのおかげで、やっと昨年からここに通いながら思ってきたことを話せた。聴衆のみなさんがすごくよく聞いてくれていたのは、多分、子どもたちが発した言葉の中にある切実な何かだったのだと思う。そんなわけで、普段時間を逸脱することのない私もオーバーヒートして、講演時間を大きく超過してしまった。
私の話を受けて挨拶をしてくれた教育委員長さんのお話も素敵なものだった。
野田村のみなさん、最後まで聞いてくれてありがとう。森風えほんフェスティバルでご一緒したこむろこうじさん、ありがとう。
これからも、ますます野田村の子どもたちと関わり続けて行きたい!と思う。
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