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子ども自由ラジオ本番

今日はスクール最終日。5日間のラジオ番組の本番の日。21名の子どもたちは、ゴールを目指さして全速力で最後まで駆け抜けた。
残念ながら、忌野清志郎の歌うサマータイムブルースは放送できなかったが、歌詞はとっくに全部覚えているんだぜ、と口づさみながらこの日のために設営されたラジオブースのDJ席に座り、身振り手振りでリズムをとる小学生多数あり。
森風CMのあまりの完璧さにほおうと思わずうなづかされてみたり(あまりにここの特徴を的確に取り入れており)、がっこうの愛犬のことやお隣で飼育している牛の取材やら、あまりに身近な生活を題材にしたコーナーがあって微笑ましい。と思えば、まるで夕方のニュースキャスターみたいに冷静に3.11の日の葛巻町の様子をレポートする子がいたり。生活から自分の今、これからに思いを広げる感じが自然体でいい。
圧巻だったのは、小学6年生と中学3年生の男女によるSFラジオドラマだ。あっという間に書き上げた台本、切れ味鋭い効果音、セリフの臨場感、どれもたたみかけるような迫力に思わず息を呑んだ。今どきの子どもたちはプロの声優みたい。どこでこんな構成力を身に着けたんだろう?
 まるで夜のニュース番組のキャスターみたいにゲストで出演させられた私に質問を浴びせかける子どもたちも中学3年生と小学6年生。アドリブで森と風のがっこうの誕生の経緯を話す私に、次々とやはり台本なしでたたみかけてくる。うーん、なかなかやるなあ。だんだん彼らが私には本当のキャスターのように見えてくるから不思議だ。コーナーの終わりに、ではまたこのチャンネルでお会いしましょうと流暢に話す女の子はまだ小学生。来週もこの子のニュース聞こう!と思わず錯覚させられる私だった。
よくアドリブで返したねと収録後に言ったら、余裕で、私との台本のないやり取りが楽しかったという。恐るべし。

 番組を終えた今もまだ、彼らの集中と熱狂の余韻が私のからだにも残っている。本番が終わった瞬間、飛び上がる子や、握手する子がいたり、まるで卒業式の後のようだった。それほど過酷に自分をぎりぎりのところまで追いつめ、考え込み、限られた時間にあせり、もてる限りの力を振り絞ったことの証しがこの大騒ぎだったということなのかもしれない。
なかには前日深夜近くまでグループ全員どんより落ち込み、台本すら書き上げていないところもあった。天国と地獄を経験したこのグループは、本番当日の今朝、不死鳥のように甦り、舞い上がった。その様を見ていると、子どもたちの力を100%信じたいと思わずにはいられない。
 子どもの森で5年間作り続けた子どもによる、子どものためのラジオ番組とはまた違う魅力ある子ども自由ラジオ局の誕生だ。この場に立ち会えたことを感謝したいと思う。子どもたちとともに、子どもたちが今この時に全身で感じていること、社会のこと、おとなのこと、原発事故のこと、地震のこと、生きること、生き続けて行くこと、未来を夢見ること…。私は、東北各地をゆるやかに結びあい、まだ見ぬたくさんの子どもたちと交信できる日を夢見ている。今日はそれを確信した日だった。


ラジオ番組製作中の様子

→森風子ども自由ラジオはこちら
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