スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アトミックカフェ報告

今年初のアトミックカフェは、鎌仲ひとみ監督の最新作「内部被ばくを生き抜く」の上映。
カフェ森風の閉店後、薄暗くなった山間に、青森県の八戸、三沢から、遠野、盛岡から、地元葛巻から、ぽつぽつと参加者が集まってくる。子どもさんを連れたお母さんたちもやって来た。
映画は、4人の医師のコメントとともに静かに進む。私には原爆直後の医療活動に従事した肥田医師(90歳を越えていたと思う)の話が印象に残った。国は昔、私たちを守ってはくれなかった。だから(今回も)、徹底的に日々養生して、自分で守るしかないと。言葉は正確に記憶していないが大意はそのようなことだったと思う。
日々自分を新たにして、最善を尽くして自分の心とからだをいたわりながら生き続ける道を探すしかないのか。ご高齢の医師の、諦めとは違う、最後まで積極的に生き抜こうとするひとの覚悟のようなものが画面から伝わってきた。
遅かれ早かれ、生き抜く、サバイブしていく覚悟を決めていくしかないのだ。でなければハメルンの笛吹きとともに消え去るしかない。私たちはそういう今を生きている。

福島県内の幼稚園を経営する住職一家の日常も、生活に放射能汚染が不安となって日常すべてに及んでいるきりきりとした緊張感を描く。小さな子どもがお父さんと離れて疎開することで胃潰瘍になってしまったこと、だから夫婦は福島に残る苦渋の道を選んだこと。放射能の内部被ばくをさせないように注意深く食生活に気を配りながら。いやおうなくさせられた不条理な選択に今も悩んでいることが淡々と映し出される。
大事なことは現場で格闘しているひとの話を聴くことからしか始まらない。映画はそう語っている。

映画終了後、参加者の方々とテーブルを囲んでしばしの懇談。それぞれに情報を持ち寄る方がいて、貴重な情報交換の場ともなった。
このカフェは小さな集まりだけれど、今後も続けてみたいと思う。
関連記事
スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

吉成信夫

Author:吉成信夫
ときどき日記です。

リンク
森風 Web Site
    森風ブログ
      最近のコメント
      最近のトラックバック
      月別アーカイブ
      カテゴリー
      FC2カウンター
      RSSフィード
      ブログ内検索
      QRコード
      QRコード
      上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。