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新年を迎えて

雪がやんで、星の光が校庭をかすかに照らしている。
今日から始まったエコキャビンのがっこうに参加している20名の小中学生が、今、夕ご飯作りに取り組んでいる。外のかまどに這いつくばって頬を膨らませては空気を一心不乱に竹筒で送り込んでいる女の子や、卵焼きを信じられないくらいきれいに焼き続けている男の子。寒さで湯気がもうもうと立ちこめていて暗い中で薪をくべている子も…。忙しく働いている子どもたちを見ていると、きっと家庭での夕餉の準備の光景ってこんなだったんだろうなあと思った。便利な電化生活を否定するわけではないけれど、失ってきたもののことを考えた。

今日出会ったばかりの子どもたちがみんなで協同して働いている。私にはどの子も嬉嬉として自分からからだが動いているように見える。きっと日常から遠く離れてここまでやってきた開放感もあるだろう。でもそれだけではない。やらされているからやるのではなく、興味というか探求心のようなものがその底にあるからのような気がした。働くことの気持ちよさを味わっているとでも言えるかのように。
日本人が伝統的に持っている、がむしゃらには働いていればいいこともあるさ。お天道様はおまえをきっと見ているよ、という昔私が子どもの頃に本当に当たり前によく聞いた台詞を子どもたちにそっとかけてやりたくなった。
いつから、私たちはこう言わなくなってしまったのだろう。

誰も見ていなくてもいい。私は私のために、次の世代の子どもたちのために、このがっこうを始めた。あとのことはどうでもいいと思った。そのことを忘れずに、今年も活動を続けたい。

森風会報の新年号の巻頭に私が書いた題名は、シフトダウンで行こう。
開校10年目の今年だから、記念事業で忙しくすることよりも、目の前にある生活を丁寧に味わいながら、これから先の10年をゆっくりと構想する年にするつもりだ。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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