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夜の星

フリースクールの彩星学舎(埼玉県さいたま市)と通信制高校のむつみ高校(長野県松本市)が来てからもう三週間近くが経った。今日、彼らからの感想文が郵便で届いた。封を開けると、思い出とともにまだ暑かった季節が甦る。たった四日間だったのに、彼らの居た時間がなつかしく感じる。被災地でのボランティア活動を終えて、彼らが自分を探るように、全身で絞り出すように、朗読(群読)する詩を、今年は夜の森の中で聴くことができた。宮澤賢治さんの詩「目にて云ふ」の断片、「あなたのほうからみたらずいぶんさんたんたるけしきでせうが/わたしから見えるのは/やっぱりきれいな青空と/すきとほった風ばかりです…」が私の耳を離れない。震災の側に居るものとそうでないものの相違は確かにあるような気がする。

帰る前日の夜、森の中で影絵げきじょうをみんなでやったこと。それぞれのキャラクターがあまりに面白かったことが、本人たちの弁で綴られている。日々の生活のなにげない楽しさがよく書かれている。あの夜、森の中で最後に私は震災のことや、この森で子どもたちと白いクリスマスをやった時のことを話した。その時ライトを消した闇の中で空を見上げたら、クリスマスの日と同じような星が強くまたたいていたことを思い出した。ほんとに偶然、そんな星たちが光を放っていたんだよなあ。森と風のがっこうは守られている、と思う。
森から学校の校庭に歩いていると、大きな流れ星が横切って行った。あっ、流れ星!と思わず叫んでしまったけれど、何人の生徒たちがいっしょに見たのだろうか。満天の星が空いっぱいに広がっている。

私は彼らの飾らない、正直なまなざしが好きだ。生きていくことに少しだけ不器用で恥ずかしがりな彼らだからこそ見えるもの、感じることを、私自身の糧とさせてもらいたい。昨年は猛り狂う雨と嵐の中での日々だった。今年は星空とともに終わった。来年の卒業公演にはきっと行くからね、と約束したことも私にはひそかな楽しみである。小林先生、どらえもん、竹田先生、今年もありがとう。
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