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子育て支援を考える

先月に続き2回目の研修会は、森のようちえん指導者・支援者に限るものではなくて、あえて広く子育て支援をテーマにしたものを企画した。子どもをどう育むのか。その基軸にあるものは何なのか。そこを押さえないでカタチだけ森と名付けたところで流行だからやろうというものとは違うのだから、ここは原点に還ろうと思ったからだ。
自然学校のスタッフさんや、学生、公務員、支援学校の職員さんなど、森で子どもを育てることに興味ある方々が今回も集合。
講師の松田妙子さんは、せたが子育てネットの代表。内閣府の子ども・子育て新システムこども指針のワーキングチームメンバー。でも、今回は私たちのために現場でいま子どもたちとお母さんたちの間に起きていることを、具体的にたくさんのことを丁寧に、冷静に、わかりやすく伝えていただいた。
私自身、久しぶりに現場実践で深い洞察をされる講師さんのお話に共鳴するところが随所にあった。
「公園デビューは今や死語です(今は児童館、子育て支援センターデビューでしょ)」、「親子でお散歩するなんて理解できない(そんなことは子どもとやらない)
などなど、鋭いご指摘がどんどん連発されて、私はガーン!えっ、そうなんですか」、と驚くばかり…。
東京はすごいわと思ったが、いずれにせよ岩手だって同じようにそうなるはずだとは思う。少し遅いだけだ。
松田さんのお話を聞いていて、いろんな今の子どもやお父さんお母さんの孤立した状況がだんだん浮かんで来た。いろんなことの背景に、親も子も身体感覚の欠如もしくは希薄化があることが見えて来たような気がする。教育的な成果なのか、生活様式の変化なのか、原因を絞り込むことは簡単にはできないけれど、目的合理性が生活の中に隅々まで埋め尽くされていてその中で窒息しそうな窮屈さの中に親子が放り出されているという感じがした。
ではどうするか。自分で感じて自分で動く身体を見つけ出すことを、親も子も獲得して行くことが必要だと私は思う。そんな訳で、二日目は、朝から身体感覚を呼び覚ますワークを急遽やってみた。身体ほぐし、見えないボール投げ、見えないなわとび。そして背中で声を聞くレッスンなど。参加者のみなさんの感想を聞くとなかなか面白かった。1日目の冒頭で、気持ちがよいと思う場所を見つけて森の中にひとりで佇んでみることをやったのだが、その時の感覚と合わせてみることで気づくことが多かったようだ。
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