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アトミックカフェの日、当日

夕方、カフェに立ち寄ってくれたご家族は、ご主人が身の回りの放射線量を自ら測定されている方。森風にも一度計測に来ていただいたことがある。県内に在住されていたが子どもさんの体調が芳しくないため、放射能を避けて北海道へ一時疎開される日だったため今回のアトミックカフェには参加できないということだった。それが、わざわざ車で北上する旅の途中で立ち寄ってくれたのだ。
お話しできる時間はわずかだったが、ご家族の抱えている不安はよく伝わってきた。私も子どもが小さかったら、疎開も考えるかもしれないと思うよと伝えた。(だから何も気にしなくて迷わず行けばいいんだよと励ましたかった…) 疎開するのも残るのもそれぞれの家族の選択なのだと思う。
また戻ってくるときまで元気でね、と握手をして別れた。思わず、涙が出そうに私もそのご主人もなった。北海道を目指して取りあえずの荷物を積んで走り去る車を手を振って見送った。

講師の永田先生、到着。私やスタッフも一抹の不安を抱いていたため、さっそく、ご持参いただいた測定器で森風周囲の放射線量を計測してもらった。
結果は、地表から1メートル付近の校庭で0.05μシーベルト。雨水が落ちる建物の屋根下でも0.07μシーベルトだった。これはほぼ盛岡と同じくらいの数値で心配はないとのことだったので、私たちもほっと胸をなで下ろした感じだ。

アトミックカフェその1は、カフェ森風で6時スタート。まだ空が明るいけれど、三々五々、子どもを連れたお母さんや、若い女性、ご夫婦が集まってきた。
県会議員さん、他県からお越し頂いた方、教育委員会の方、保育士さん、NPOスタッフなど多種多様。どちらかといえば女性が多い。それから2時間強、永田先生のお話は映像を交えてノンストップで続いた。国内の食品の放射能基準と海外との比較ではあまりに数値が異なる(日本はあまりに緩い!)ため、思わず参加者からため息が漏れた。原発の構造と放射性物質、チェルノブイリ事故の教訓、放射能がひとに与える影響など、岩手県内の自主測定データも含めて、豊富な情報をよくここまでまとめて伝えていただいたと思う。先生の誠実なお人柄がよく出ていた講義だった。質疑応答も、参加されたお母さんから、学校のプールに入れて大丈夫なのかとか、給食の食材への不安など、いろいろ出された。
やはり、それぞれに地元ではなかなかこういうテーマを口に出しにくい事情を抱えてるようだ。
交流会が終わった夜遅く、車で帰るひとたちを泊まっていくひとたちといっしょに闇の中で見送った。ぼんやり月が滲んだ空が、私には美しく、じゅういちの鳴く声が森から聞こえてきて、幻想的な雰囲気があたりを包んでいた。
残った若者たちと世が更けるのも忘れて、カフェで話をした。こういう感じは、久しぶりという気がする。
こんなに重い未来につながるテーマを、こんな山の中でゆっくり話し合えてよかった。
未来の子どもたちにつながる社会づくりの延長線上で原発を選択できるかどうかを語ろうとすれば、再生エネルギーへのシフトは必然だ。今必要なことは話し合いの場を設け、地域の中で、身の丈の生活の中で私たちが話し合いを始めることなのだと思う。

来月に「アトミックカフェその2」を準備したいと思う。
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