サマースクールも残りあと2日。
今日は、夜の森の中で劇を上演する(7時開演:森と風のがっこうに隣接する森)。といってもたった2日間でつくるので、劇とは言えないかもしれない。宮澤賢治の童話は黙読では見えてこない。からだで感じてからだで読むことをやりたいと思って、今年で6回目。「狼森と笊森、盗森」(宮澤賢治)と谷川俊太郎さんの詩を題材に、子どもたちがからだで読む。
昨日は朝の稽古で、「何だと。おれをぬすとだと」という台詞を叫んでいる子といっしょに何だと!と言い合って遊んでいるうちに、ヒートアップ。二人で繰り返すのが面白くなった。それから二つのグループ対抗で、ひとりずつ前に出てきて、対戦。
お互いに目を見て、からだごと向かい合って、全身全霊で声を発する遊びは、凄まじい勢いで展開した。男の子と女の子対決。兄弟対決。スタッフ対決。そして私と連れ合いの対決まで。
こんなことは学校でやったことがないのだろう。初めはとまどいを見せていたがしだいに本気モードに。声の大きさではなく、相手と対峙する気持ちの張り合いがそれぞれに違っていて楽しかった。
声を出し、ぶつかりあうことの気持ちよさを感じ取ったこどもたちは、今日、どんな劇を表現してくれるだろうか。
どなたでも自由に見ていただけますので、どうぞみなさんお越し下さい。
夜の森もいいものですよ。あと、ライトはすべて太陽光パネルで発電したものを使います。
- 関連記事
-
スポンサーサイト